お洒落と食べることが大好き
ミセス画報
家族のこと
2017-05-31-Wed  CATEGORY: 暮らし
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明日から6月ですね

少しblogの手が止まっていました

実は、20日に父が旅立ちました

19日、
会社に着くなり父が入院している先の担当医師から連絡があり
父の様子の説明を受けました

「あとどのくらいですか?」

「…おそらく今日明日だと思います」

覚悟はしていたもののその言葉に倒れそうになりました

あ~すぐ帰らないと

会社には早退の旨告げ
一目散に帰宅し気が付いた事だけして
新大阪駅に向かいました

どうか間に合って・・・

病室に着いたら今まで見た事もないような
父の顔つきに唖然としました

前日18日の夕方からモルヒネが始まっていたそうです

入院してからと言うもの
父は水の中にいるようだとよく言っていました

呼吸がうまくいっていない様子は傍から見ていても
可哀想でした

母が言うに
モルヒネ開始から4時間くらいはそれまで通りの
会話が出来ていたそうです

19日午後は私達家族親族が集まったので
おそらく医師がモルヒネを少し中断してくださったのでしょう

父はだんだんともとの表情に戻っていきましたが
眉間にシワを寄せ苦しがっているのは分かりました

お父さん分かる?
帰ったよ
コウちゃんもいるよ
もうすぐユリエちゃん来るよ
後の事は心配いらないよ
・・・

いろんな問いかけに
父は喉の奥を鳴らすようにして声を出したり
小さく頷いたりして応えてくれました

目の周りは涙で濡れていました

父と意思を通わせる事はできたのだけど
これ以上苦しませてはいけないと思い
苦しみを除いて頂くようお願いしました

次の日の朝
血圧は半分になってしまいました

応答はなくなっても聴覚は最後まで残るそうなので
私達はできるだけ父に声かけしました

‘お父さん一生懸命働いてくれてありがとう’
‘お父さん育ててくれてありがとう’

最期は
私が父の左手を弟が右手をしっかり両手で
握りしめていた時、ろうそくの火が消え入るように
静かに息を引き取りました

夜7時48分でした

親との別れは誰にでも必ず訪れてくるもの

皆さんそうですね
分かっていてもとても寂しいのです

父は80年と5ヶ月と4日の生涯でした

こんな風に言ってみたのは

今月初め
GW中に義母と夫と私とで病室を訪ねた時に父が、
「今日で56年と2日じゃ」と言ったんです

なんの事かと思ったら
母と結婚して56年と2日だそうで
80のおじいさんが
-父は本当に若々しくて
最期までおじいさんっぽくなかったのだけど-
そんな事言うのでちょっと可笑しかったんです


父には
じゅうぶんな親孝行も出来てないままだったと思います

夫が
‘その分は俺があの世に行ってからするよ’
と言ってくれました



父の2ヶ月の入院生活の間
担当して下さった医師や看護師さん達には本当に
良くして頂きました

最初のM病院からリハビリのY病院に移って
担当のナカムラ先生(女医さんです)から弟が
説明を受けた時
「この病気は治りません・・・」
と涙ぐんでお話しくださったそうです

父が亡くなる3日前に最初のM病院に戻り
父が亡くなった後、
ヤマネ先生(こちらも女医さん)のお話しの中で
父は去年1月から8月まで家族に内緒で
通院していたことを知りました

これまで私の知る父は元気過ぎた事もあって
誰も父が病気になるとは想像すら出来なく

内緒にしていたのは
驚かせてはいけないという思いやりからだったのだと思います

12月に肺に水が溜まっていた事が分かり
水を抜いてからは目に見えて弱っていったそうです

3月下旬に自宅で転倒して運ばれ
そのまま入院しました

こんな経緯ののち

父が息を引き取って
私達家族は看護師さんと一緒に
父の身体をきれいに拭き
着替えもしてうっすらお化粧もしてあげました

霊安室から出て私達が病院を去る時
ヤマネ先生と看護師さん二人が病院の外まで
見送りに来て下さり

一緒に歩きながらヤマネ先生が

‘もっと早くお知り合いになりたかった…’
と言ってくださいました

父が通院していた時
先生から家族に話したい事もあったのだと思います

今となっては
どうしようもないことなのだけど
医療に携わる関係者の皆様が
こんなに家族のように親身に寄り添ってくださった事が
本当に嬉しく
父の事を思い出す時
大きな慰めにもなっています

ありがとうございました
お世話して下さった皆様方には感謝しかありません


父の葬儀は
家族葬にし内々の親しいものだけで
執り行いました


それでも父は7人きょうだいの6番目だったので
伯父さんや姪や甥が来てくれ

父縁の親族と一緒に送る事ができて
本当に良かったと思っています

父のきょうだいは皆長寿なので
それからすると父は随分と早く逝ってしまいました

長男(享年96歳)
長女(95歳)
次女(91歳)
次男(86歳)
三男(戦死)
四男(父享年80歳)
三女(幼い時病死)

父は入院してからというものすっかり涙もろくなり
いつも感謝の気持ちと優しい言葉を私達に
残してくれました

父の娘で良かったと思います

内々での葬儀でしたので
お坊さんのお経の後、
私から父と参列頂いた皆様に向けてお手紙を読み
最後の挨拶は弟がしました

ささやかな見送りでしたのに
供花や果物、弔電やお供えが届き
恐縮してしまいましたが
心からありがとうございました

今は何をしていても
父の事を思い出しては
目や鼻の奥がジンと熱くなってしまうのですが

今日こうして
ここに書く事で
改めて向き合い父の死を静かに
受け入れたいと思います。





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コメント

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コメントコヒ | URL | 2017-05-31-Wed 23:01 [EDIT]
心からお悔やみ申し上げます。
最愛のお父様のご冥福をお祈りします。

はじめまして。もう何年も前から毎朝、ブログを拝見させて頂いております。貴女様の美しい丁寧な暮らしぶりに憧れている50代の女性です。
息子が、遠く離れた大阪に就職、結婚したご縁から、度々大阪を訪れています。
ブログを参考に梅田界隈のショップに行ってみたいと思っていますよ。

しばらくは、気落ちされてることと思いますが
貴女様に憧れている人がおおぜいいると思うので、これからもブログを楽しませて下さいませ。
お悔み申し上げます
コメントうた | URL | 2017-06-01-Thu 00:03 [EDIT]
お父様のご逝去とは思い至りませんでした。
お悔み申し上げます。

お父様、感謝と優しい言葉を残してくださったとのこと、宝物になりますね。
ご主人の思いやりも温かいです。

当分お淋しい日々になるだろうとお察しします。
naomiさん、またブログ書いてくださるの、待っていますね。
コメントじゃりんこ | URL | 2017-06-01-Thu 07:46 [EDIT]
このたびはご愁傷様です。
以前、お父さまの入院のことを書かれていたので、ブログが更新されないのはもしかしてと思っておりました。
私も自身30代のときに父を肺癌で亡くしてくいるので、おつらい気持ちよくわかります(仕事中に急変の連絡を受けて、飛んで行きました)
今思うと、あの時もっといろいろやってあげれば良かったと思うことがあります。
母は今、元気でいますが、70を過ぎてから大病をした際に病院の先生方、看護師さんたちの献身的な姿、忘れることはありません。

お父さまは辛かったでしょうけど、人間味あふれる先生、娘さんはもとより家族に囲まれて、最後はお幸せだったでしょうね。。
ご冥福をお祈りいたします。
お悔やみ申し上げます
コメント愛読者のひとり | URL | 2017-06-01-Thu 12:22 [EDIT]
初コメントがこの形で残念ですが、どうしてもお悔やみ申し上げたくて・・。
御家族の素晴らしい絆に胸打たれました。

お父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
そして皆様どうぞお疲れが出ませんように。

コメントhiro | URL | 2017-06-01-Thu 16:52 [EDIT]
謹んでご冥福をお祈りいたします。
私は、もう両親ともに他界しました。
父は平成10年、65歳という若さでの他界。
母は平成23年、75歳でした。

お父様の家系の中では短命だったのかもしれませんが、80歳で
あれば羨ましいと思います。私の父はあまりに早すぎました・・・。
コメント太太 | URL | 2017-06-01-Thu 17:20 [EDIT]
もう胸がいっぱいで、ナオミさんの文章が滲んで見えませんでした。
かける言葉は見つかりません。
ただただ、お父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

ナオミさん!暑さも厳しくなってきましたね。
どうぞお疲れが出ませんように!
どうぞお体ご自愛ください!
Re: コヒさん
コメントNaomi | URL | 2017-06-01-Thu 23:51 [EDIT]
はじめまして!
父のために祈ってくださってありがとうございます。

何年も前から読んでくださってるなんて感激です!
丁寧とはまだまだ程遠いのですが、そうなればいいなと努力の途中です。

息子さんが大阪にお住まいなんですね!
大阪はいいですよ
コヒさんがこちらにいらした時、少しでも指南書となるよう
これからもいろいろご紹介していきますね。

今後ともどうぞ宜しくお願いいたします(^^)
Re: お悔み申し上げます
コメントNaomi | URL | 2017-06-02-Fri 00:03 [EDIT]
うたさん
いち早く気に掛けてくださりありがとうございます。

こうしてここに書こうと思い立ったのも
うたさんのお蔭です。

ほんとに父の言葉は宝物です。

父は入院中もノートとボールペンはいつも傍に置いていて
日々の事柄、血圧や脈がどれくらいとか誰が見舞いに来てくれたとか
ちょっとした気づきとか書き留めていました。

わたしがこうして日々のさもないことを綴るのは
父に似たのかしらと、親子を何十年続けてきて初めて気づきました(^^)

Re: じゃりんこさん
コメントNaomi | URL | 2017-06-02-Fri 00:33 [EDIT]
じゃりんこさんのお父様も肺を患われたのですね。
わたしもいつもあとからあとから気づくことが多くて…
ああしてあげれば良かったこうしてあげれば良かったって今でもまだいろいろ思います。

父を見舞ってる時が一番辛かったかもしれません。
目の前の父の命のゴールが見え始めて
もう二度と顔を見れなくなるのか声を聞けなくなるのかと思うと
どうにも切なくなったりして…

誰にでも必ず訪れる親との別れ
皆さん乗り越えられているんですよね。

父の冥福を祈ってくださってありがとうございます。
優しいお気持ちに感謝いたします。
Re: お悔やみ申し上げます
コメントNaomi | URL | 2017-06-02-Fri 00:49 [EDIT]
こうしてわざわざここに立ち止まり
温かいコメントを残して下さってありがとうございます。

そのお気持ちが嬉しいです。

父の最期を看取れたことは悲しいけれど幸せなことだったと思います。
これからやらないといけない事は意外と多いので
元気出して頑張ります!
Re: hiroさん
コメントNaomi | URL | 2017-06-02-Fri 01:16 [EDIT]
以前hiroさんのご両親のこと伺った事を思い出しました。

ご両親、特にお父様を早く亡くされて
辛いお気持ち今頃になってよく分かります。

皆さん乗り越えていらっしゃいますもんね。
私もそうしないと…

父の冥福を祈ってくださってありがとうございます。
Re: 太太さん
コメントNaomi | URL | 2017-06-02-Fri 01:29 [EDIT]
いつも気に掛けて下さった太太さん
優しいお人柄にいつも心がほっこりといたしました。

父との別れは寂しいですが
日々どう生きるべきかを教えてもらったので
私も父に倣ってがんばろうと思います!

私は大丈夫ですよ!
父のために祈ってくださり心から感謝いたします。
コメントNob | URL | 2017-06-02-Fri 18:29 [EDIT]
心よりお悔やみ申しあげます。
ご主人のお言葉重いですね。
実は人は息を引き取った瞬間、約7グラム減るというデータがあります。 私はきっと魂の重さだと理解するようにしています。僅か7グラムですがとっても重い7グラムだと思います。
もし山﨑病院 の中村先生でしたら、大ベテランの先生で20年ほど前、リスパダールという薬剤の共同研究でご一緒したことがあります。専門は違えど何故か頭の片隅に残っています。
心の中に
コメントももふく | URL | 2017-06-02-Fri 22:46 [EDIT]
初めてコメントさせていただきます。
胸が一杯になりました。
それは残された家族の皆様のお気持ちを思うと胸が辛くなるのと同じくらい旅立たれたお父様のお気持ちが少なくともほんの少しだけ分かる私だから…。

お気持ち…。
伝わっていますよ。

ブログではいつも爽やかな気持ちにさせていただいております。

落ち着かれましたら
また爽やかな前向きなミセス画報さんの日常。お知らせくださいね。


コメントぶっちー | URL | 2017-06-03-Sat 11:25 [EDIT]
毎朝、パソコンを開けると一番にナオミさんのブログを見ては、更新ないなぁ、と心配しておりました。

お父様、旅立たれたのですね。
お悔やみ申し上げます。

今はまだ、思い出すと涙涙かもしれませんが、また、素敵なブログ、楽しみにしています。
Re: Nobさん
コメントNaomi | URL | 2017-06-04-Sun 17:02 [EDIT]
ご丁寧にありがとうございます。

息を引き取る瞬間の7グラム
父も最期の力を振り絞ったんですね。

父を亡くすということがこれほど悲しく喪失感を伴うとは思っても
みませんでした。

昔のお仲間でいらしたんですね!
本当に良い先生でした。
父が途中で病室を変わったとき通例だと担当医も変わるそうですが
中村先生は最後まで引き受けてくださいました。
良い記憶は心の拠り所になります。
Re: 心の中に
コメントNaomi | URL | 2017-06-04-Sun 17:23 [EDIT]
ももふくさん、
私の事をお気に掛けて下さってありがとうございます。
それに父の気持ちまで分かって下さってとても嬉しいです。
こんなコメントをいただいてどんなに私の方が爽やかな気持ちになるでしょう!

何者でもない私のブログを待ってくださってて本当に恐縮してしまいますが
またその内再開しますので、どうぞ宜しくおねがいいたします(^^)
Re: ぶっちーさん
コメントNaomi | URL | 2017-06-04-Sun 17:42 [EDIT]
ぶっちーさん、ご丁寧にありがとうございます。

優しいお気持ちが嬉しいです。

こんな私でもブログ待ってくださってて恐縮してしまいますが
またがんばって更新するので宜しくお願いしますねm(__)m
コメントみる | URL | 2017-06-05-Mon 11:07 [EDIT]
お久しぶりです。
お父さま、残念でしたね。
でも最期に間に合って、話しかけることができて本当によかった。
私も遠く遠く離れた両親のことを思うと、とてもつらいです。
1〜2年に1度しか帰省できないので、
老いていく姿を実感します。
今回ナオミさんのブログで改めて両親の大切さを実感しました。
お父さまもナオミさんの親でいられて
本当に幸せだったと思います。

疲労もあると思いますのでお体気をつけてくださいね
Re: みるさん
コメントNaomi | URL | 2017-06-06-Tue 09:32 [EDIT]
お久しぶりです。
ありがとうございます。

本当に最期看取る事が出来て良かったと思います。
父の手を握るなんてたぶん何十年ぶりだったと思いますが、弟と私が
しっかり握りしめてた記憶はきっとこれからも心の拠り所になるのだと思います。

離れて暮らしていても会えなくても、実家で両親は元気で暮らしてるって
思う事が大きな安心感になっていたのだと今になって分かります。

みるさんのご両親様がこれからもご健在でいらっしゃいますように!

優しい言葉を掛けてくださって嬉しいです(^^)
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